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許可・申請先情報
中倉山(なかくらやま)は、栃木県日光市に位置する標高1,520mの山です。東麓の渡瀬川沿いにはかつて足尾銅山があり、江戸時代から銅の産出地として栄えていました。19世紀後半から20世紀初頭には日本の銅の約4割を産出する大鉱山でしたが、同時に日本初の公害事件である足尾鉱毒事件を引き起こしました。この事件により渡良瀬川流域が深刻な水質汚染に見舞われたことは有名です。
中倉山の北側にある松木渓谷の山肌も、銅の精錬所からの有毒な煙を浴びたり、燃料として伐採されたことにより樹木が消滅しました。現在も一部では草が生え始めていますが、「日本のグランドキャニオン」とも称される荒涼とした山肌が特徴的です。そんな稜線で1本だけたくましく生き残った「孤高のブナ」は、中倉山のシンボルとなっています。
稜線には樹木がないため、山頂からは360度の素晴らしい展望が楽しめます。山頂から西側には「孤高のブナ」が立ち、この山の象徴となっています。現在は少しずつ緑が戻りつつある中倉山は、足尾銅山の歴史とともに特異な景観を持つ魅力的な山です。
申請時のポイント
中倉山(なかくらやま)山頂付近で空撮を行う場合、以下の管理署1ヶ所へドローン飛行の確認を行います。
中倉山周辺は国有林となっています。
入林届フォーマット
無人航空機の飛行が目的の方
様式第73号(無人航空機の飛行)(18KB)
記載例(PDF : 117KB)
飛行申請確認先
管理署名 | 日光森林管理署 |
住所 | 栃木県日光市土沢147311 |
電話 | 0288-22-1069(代表) 050-3160-5980(IP電話代表) |
メールアドレス | ks_nikko_postmaster@maff.go.jp |
管轄 | 関東森林管理局 |
飛行ポイント
安全に飛行できる場所の写真
注意点や飛行禁止情報
登山道から離れて森林内に入らないことを条件。他の登山者の迷惑にならないように注意。
- 利用者の少ない曜日(平日など)、時間帯、場所で行う。
- 猛禽類等への影響を考慮し、飛行はなるべく短時間とする。
- 同じ場所で連続して撮影テイクを繰り返さない。
- 道や展望地、駐車場を占有したり、人がいる真上を飛ばしたりなど他の利用者の迷惑にならないようにする。
- 人や動植物に接近しすぎないようにする。
- 可能な限り操縦者1名と周辺状況を確認する者1名の最低2名体制で実施し、ドローン周辺で猛禽類等の飛翔が確認されれば飛行を中断する。
- プロペラケージ等を装着して万一の衝突に備える。
- 道から外れて、林内や植生帯(植物の生えているところ)に立ち入らない。
- 必要に応じて、所属がわかるよう腕章やビブスを着用する。
- 飛行区域は目視できる範囲とし、登山道から離れすぎないこと。
山の基本情報
関連リンク
なし