湯西川ダム(ゆにしがわだむ)の概要
湯西川ダム(ゆにしがわダム)は、栃木県日光市の湯西川温泉地区に位置する重力式コンクリートダムです。ダムは利根川水系湯西川に建設され、洪水調節、不特定利水、かんがい、上水道、工業用水道の供給を目的としています。ダムの建設は1982年に開始され、2012年に完成しました。ダムの堤高は119メートル、堤頂長は320メートルに及びます。
このダムは、湯西川ダム湖には、他ではあまり見ることのできない水没林の景色が広がっています。建設時に周辺の集落や山林が水没し、今は水没林の撮影スポットとして有名になっています。
【情報】水没林
— 国土交通省 湯西川ダム管理支所 (@mlit_yunishi_D) November 15, 2023
湯西川ダム上流部、船で行けるのはここまでです。
水没林の根元はどうなっているのか気になりませんか?
水没していないところをよく見てみると、まっすぐしっかりと地面に生えているのです。
なんだか自然の力強さを感じました。#鬼怒川4ダム #湯西川ダム #水没林 pic.twitter.com/8nrB0ehZvz
鬼怒川上流の治水および利水を目的としており、栃木県内や関東地方の水資源管理に重要な役割を果たしています。また、湯西川ダムの周辺は観光地としても知られており、特に4月中旬から12月上旬まで運行される水陸両用バスによるダム湖クルーズやダム見学ツアーが人気です。
道の駅湯西川では、ダムカレーなどのユニークな食事も楽しむことができ、観光客にとって魅力的なスポットとなっています。
この美しいダムを訪れる際には、ドローンを利用した空撮も可能です。ただし、事前に適切な許可を取得することが必要です。このガイドページでは、湯西川ダムをはじめとする各ダムのドローン飛行申請方法について詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてください。
申請時のポイント
湯西川ダム上空やダム付近で空撮を行う場合、以下の手続きが必要です。管理署3ヶ所へドローン飛行の確認を行います。
「河川敷地の一時使用届」を提出。飛ばす1週間前から申請が必要です。水上バスや線路、ダム、管理棟の上空は飛行不可となるので注意してください。
飛行は道路にもかかる可能性があるので、日光土木事務所にも「河川敷地の一時使用届」を提出。写しと一緒に
湯西川ダムに飛行区域の地図と一緒に提出します。
飛行する可能性がある日程を決めて作成しますが、最終的に日時が決まったら連絡を入れます。この場合は、湯西川ダム管理支所になります。
飛行申請確認先
管理署名 | 鬼怒川ダム総合管理事務所 |
住所 | 栃木県宇都宮市平出工業団地14-3 |
電話 | 028-661-1341(代表) |
管轄 | 国土交通省 |
管理署名 | 日光土木事務所 |
住所 | 栃木県日光市萩垣面2390番地7 |
電話 | 0288-53-1211(代表) |
管轄 | 栃木県 |
管理署名 | 湯西川ダム管理支所 |
住所 | 栃木県日光市西川416 |
電話 | 0288-78-0184(代表) |
管轄 | 国土交通省 |
ダムでドローン(無人航空機)を飛ばすリスク
飛行計画書を作成し、飛行経路等を提出しダムへ連絡すると管理者から飛行禁止区域が伝えられます。以下が飛行禁止区域として代表的なものです。
- ダム本体及び管理所、関連施設の上空及び30mの範囲内
- ダム見学者等の上空
- 駐車場やダム管理用道路の車両の上空
- ダムごとに定められた制限区域
またダムが作られている土地構造上、立地環境によってGPS衛星が十分に受信できない事があることがあります。
飛行ポイント
安全に飛行できる場所の写真
注意点や飛行禁止情報
他の観光客の迷惑にならないように注意。
- 利用者の少ない曜日(平日など)、時間帯、場所で行う。
- 猛禽類等への影響を考慮し、飛行はなるべく短時間とする。
- 同じ場所で連続して撮影テイクを繰り返さない。
- 道や展望地、駐車場を占有したり、人がいる真上を飛ばしたりなど他の利用者の迷惑にならないようにする。
- 人や動植物に接近しすぎないようにする。
- 可能な限り操縦者1名と周辺状況を確認する者1名の最低2名体制で実施し、ドローン周辺で猛禽類等の飛翔が確認されれば飛行を中断する。
- プロペラケージ等を装着して万一の衝突に備える。
- 道から外れて、林内や植生帯(植物の生えているところ)に立ち入らない。
- 必要に応じて、所属がわかるよう腕章やビブスを着用する。
- 飛行区域は目視できる範囲とし、登山道から離れすぎないこと。
ダムの基本情報
ダム名 | 湯西川ダム(ゆにしかわだむ) |
都道府県 | 栃木県 |
ダム堤高 | 119m |