許可・申請先情報
西穂高岳(にしほたかだけ)は、標高2,909メートルを誇る北アルプスの一角に位置する美しい山です。長野県と岐阜県の境にあり、穂高連峰の西端に位置しています。この山は、その険しい岩稜と360度の大展望で知られ、多くの登山者や観光客を魅了しています。
西穂高岳への主なアクセス方法は、新穂高温泉からのロープウェイを利用するルートと、上高地から西穂高山荘を経由するルートの二つがあります。新穂高温泉からは、日本唯一の二階建てゴンドラを備えたロープウェイで西穂高口駅(標高2,156メートル)まで登ることができます。このルートは初心者にも比較的登りやすく、日帰りでの登山も可能です。
西穂高岳の魅力は、その壮大な景観にあります。山頂からは、眼前に広がるピラミッドピークや奥穂高岳、笠ヶ岳などの名峰を一望できます。また、眼下には梓川の流れと上高地の美しい風景が広がり、訪れる者を感動させます。
西穂高岳の登山は、天候の変化や岩場の難易度に注意が必要です。特に山頂直下の鎖場は慎重に通過する必要があります。また、昭和42年には独標付近で落雷事故が発生し、多くの登山者が犠牲になったこともあり、天候の急変には十分な注意が必要です。
申請時のポイント
西穂高岳(にしほたかだけ)山頂付近で空撮を行う場合、以下管理署2ヶ所へ入林届を提出しドローン飛行の確認を行います。
また西穂高岳(にしほたかだけ)は国立公園内のため、中部山岳国立公園管理事務所に事前連絡が必要です。また周辺に山小屋等の施設がある場合の飛行に関しては必ず小屋管理者の許可を別にとってください。
2022年6月20日に無人航空機の登録制度が施行されたことに伴い、入林届の空欄等に「登録記号」を記入の上、管轄する森林管理(支)署へ提出してください。
入林届提出先一覧表はこちら
飛行申請確認先
稜線西側へ飛ばす場合
管理署名 | 飛騨森林管理署 |
住所 | 岐阜県高山市西之一色町三丁目747-3 |
電話 | 050-3160-6085(IP電話代表) |
メールアドレス | c_hida@maff.go.jp |
管轄 | 中部森林管理局 |
稜線東側へ飛ばす場合
管理署名 | 中信森林管理署 |
住所 | 長野県松本市島立1256-1 |
電話 | 0263-47-4751(代表) 050-3160-6050(IP電話代表) |
メールアドレス | c_chushin@maff.go.jp |
管轄 | 中部森林管理局 |
管理署名 | 中部山岳国立公園管理事務所 |
住所 | 長野県松本市安曇124-7 |
電話 | 0263-94-2024(代表) 0263-94-2651(FAX) |
メールアドレス | c_chushin@maff.go.jp |
管轄 | 環境省 |
飛行ポイント
安全に飛行できる場所の写真
注意点や飛行禁止情報
登山道から離れて森林内に入らないことを条件。他の登山者の迷惑にならないように注意。
- 利用者の少ない曜日(平日など)、時間帯、場所で行う。
- 猛禽類等への影響を考慮し、飛行はなるべく短時間とする。
- 同じ場所で連続して撮影テイクを繰り返さない。
- 道や展望地、駐車場を占有したり、人がいる真上を飛ばしたりなど他の利用者の迷惑にならないようにする。
- 人や動植物に接近しすぎないようにする。
- 可能な限り操縦者1名と周辺状況を確認する者1名の最低2名体制で実施し、ドローン周辺で猛禽類等の飛翔が確認されれば飛行を中断する。
- プロペラケージ等を装着して万一の衝突に備える。
- 道から外れて、林内や植生帯(植物の生えているところ)に立ち入らない。
- 必要に応じて、所属がわかるよう腕章やビブスを着用する。
- 飛行区域は目視できる範囲とし、登山道から離れすぎないこと。