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甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)の紹介
甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)は、南アルプス国立公園内の赤石山脈北端に位置する標高2,967mの名峰です。山梨県北杜市と長野県伊那市にまたがるこの山は、日本百名山にも選ばれており、その雄大な姿は多くの登山者や自然愛好家を魅了してきました。
魅力と景観
山全体が花崗岩で覆われた甲斐駒ヶ岳は、ピラミダル型の独特な山容が特徴で、遠くからでもその存在感を放っています。山麓から一気に2,500mの標高差で立ち上がる姿は圧巻で、中央本線の車窓からもその全貌を望むことができます。古くから信仰の対象となってきた甲斐駒ヶ岳には、山麓に駒ヶ岳神社が鎮座し、登山道には石碑や石仏が点在しています。また、山頂付近はライチョウの生息地としても知られています。
登山コース
甲斐駒ヶ岳への主要な登山ルートは以下の3つです。
- 北沢峠ルート(最も一般的)
- ルート:北沢峠 → 長衛小屋 → 仙水峠 → 駒津峰 → 甲斐駒ヶ岳 → 駒津峰 → 仙水峠 → 北沢峠
- コースタイム:約7時間15分
- 仙水峠経由ルート
- ルート:長衛小屋 → 仙水小屋 → 仙水峠 → 駒津峰 → 甲斐駒ヶ岳 → 駒津峰 → 仙水峠 → 長衛小屋
- コースタイム:約7時間6分
- 黒戸尾根ルート(上級者向け)
- ルート:駒ヶ岳神社 → 笹ノ平分岐 → 刀利天狗 → 七丈第一小屋 → 八合目御来迎場 → 甲斐駒ヶ岳
- コースタイム:約14時間40分(1泊2日推奨)
許可・申請先情報・申請時のポイント
甲斐駒ヶ岳(かいこまがたけ)山頂付近で空撮を行う場合、以下管理署1ヶ所へ入林届を提出しドローン飛行の確認を行います。
入林届フォーマット
2022年6月20日に無人航空機の登録制度が施行されたことに伴い、入林届の空欄等に「登録記号」を記入の上、管轄する森林管理(支)署へ提出してください。
入林届提出先一覧表はこちら
飛行申請確認先
管理署名 | 南信森林管理署 |
住所 | 長野県伊那市山寺1499-1 |
電話 | 0265-72-7777(代表) 050-3160-6060(IP電話代表) |
メールアドレス | c_nanshin@maff.go.jp |
管轄 | 中部森林管理局 |
飛行ポイント
安全に飛行できる場所の写真
注意点や飛行禁止情報
登山道から離れて森林内に入らないことを条件。他の登山者の迷惑にならないように注意。
- 利用者の少ない曜日(平日など)、時間帯、場所で行う。
- 猛禽類等への影響を考慮し、飛行はなるべく短時間とする。
- 同じ場所で連続して撮影テイクを繰り返さない。
- 道や展望地、駐車場を占有したり、人がいる真上を飛ばしたりなど他の利用者の迷惑にならないようにする。
- 人や動植物に接近しすぎないようにする。
- 可能な限り操縦者1名と周辺状況を確認する者1名の最低2名体制で実施し、ドローン周辺で猛禽類等の飛翔が確認されれば飛行を中断する。
- プロペラケージ等を装着して万一の衝突に備える。
- 道から外れて、林内や植生帯(植物の生えているところ)に立ち入らない。
- 必要に応じて、所属がわかるよう腕章やビブスを着用する。
- 飛行区域は目視できる範囲とし、登山道から離れすぎないこと。