許可・申請先情報
宝剣岳(ほうけんだけ)は、中央アルプスに位置する千畳敷カールからそびえる印象的な岩峰です。この岳は登山者にとっては挑戦的な山であり、滑落事故が発生することもある険しい地形を持っていますが、安全対策として鎖などが整備されており、適切な準備をした上で登山を楽しむことができる山でもあります。
千畳敷ロープウェイからは約40分で山荘「乗越浄土」(標高2870m)に到達します。ここからは南アルプス連峰や八ヶ岳を一望できる絶景が広がります。駒ヶ岳までは50分、宝剣岳までは30分のハイキングが可能で、山荘ではオリジナルグッズが揃う売店や、ソフトクリームや軽食のテイクアウト、お食事や休憩を楽しむことができます。
宝剣岳は木曽駒ヶ岳の南側に位置し、千畳敷カールからはその峻険な岩峰が美しく望めます。この地域は国内有数の圏谷であり、美しい花畑が広がることでも知られていますが、岩場が多く、登山には十分な注意が必要です。特に岩場での滑落事故が多発しており、適切な登山技術と装備が求められます。
また、高山病にかかりやすい環境にあることも留意しなければなりません。宝剣岳への登山は、高地に慣れていない方にとっては特に注意が必要です。
千畳敷カール周辺には遊歩道も整備されており、駒ヶ岳ロープウェイを利用して気軽に訪れることができる点も魅力です。
申請時のポイント
宝剣岳(ほうけんだけ)山頂付近で空撮を行う場合、以下の管理署2ヶ所へドローン飛行の確認を行います。
2022年6月20日に無人航空機の登録制度が施行されたことに伴い、入林届の空欄等に「登録記号」を記入の上、管轄する森林管理(支)署へ提出してください。
入林届提出先一覧表はこちら
飛行申請確認先
管理署名 | 木曽森林管理署 |
住所 | 長野県木曽郡上松町大字正島町1丁目4番地1 |
電話 | 0264-52-2083(代表) |
メールアドレス | c_kiso@maff.go.jp |
管轄 | 中部森林管理局 |
飛行ポイント
安全に飛行できる場所の写真
注意点や飛行禁止情報
長野県にある、国立公園・国定公園・県立自然公園内でドローンを飛行させる場合の注意点は、以下長野県庁のホームページに掲載されています。必ず確認してください。
登山道から離れて森林内に入らないことを条件。他の登山者の迷惑にならないように注意。
- 利用者の少ない曜日(平日など)、時間帯、場所で行う。
- 猛禽類等への影響を考慮し、飛行はなるべく短時間とする。
- 同じ場所で連続して撮影テイクを繰り返さない。
- 道や展望地、駐車場を占有したり、人がいる真上を飛ばしたりなど他の利用者の迷惑にならないようにする。
- 人や動植物に接近しすぎないようにする。
- 可能な限り操縦者1名と周辺状況を確認する者1名の最低2名体制で実施し、ドローン周辺で猛禽類等の飛翔が確認されれば飛行を中断する。
- プロペラケージ等を装着して万一の衝突に備える。
- 道から外れて、林内や植生帯(植物の生えているところ)に立ち入らない。
- 必要に応じて、所属がわかるよう腕章やビブスを着用する。
- 飛行区域は目視できる範囲とし、登山道から離れすぎないこと。