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許可・申請先情報
南八ヶ岳を代表する山、硫黄岳(いおうだけ)は長野県に位置し、標高2760mを誇る。この山はその風貌から「アルペンムード」を漂わせ、特に北面には直径1km、深さ550mの馬蹄形の爆裂火口が特徴である。対照的に東・西面はなだらかで広々としており、山頂からは横岳、赤岳、阿弥陀岳など南八ヶ岳の主稜線が壮大なパノラマとして広がる。
硫黄岳は高山植物の宝庫でもあり、特にコマクサの大群落やキバナシャクナゲの自生地が知られている。7月中旬から8月上旬にかけての花期には、ピンクの花が斜面を彩り、その美しさは八ヶ岳随一と称される。登山者にとっても人気があり、南八ヶ岳の入門としても最適であり、天狗岳や赤岳への縦走コースなど、様々なルートが楽しめる。
また、硫黄岳の名前の由来については諸説ありますが、かつてこの地域で硫黄の採掘が行われていた歴史があることが関連しているとされています。
申請時のポイント
硫黄岳(いおうだけ)山頂付近で空撮を行う場合、以下管理署1ヶ所へ入林届を提出しドローン飛行の確認を行います。
硫黄岳・横岳・赤岳・阿弥陀岳周辺で飛ばす際、南信森林管理所に申請を出せば許可が取れます。硫黄岳山荘、赤岳鉱泉、行者小屋、夏沢鉱泉周辺での飛行に関しては小屋管理者の許可を別にとってください。
また、北八ヶ岳での飛行に関してはまた管轄が違うので別途申請が必要です。
入林届フォーマット
2022年6月20日に無人航空機の登録制度が施行されたことに伴い、入林届の空欄等に「登録記号」を記入の上、管轄する森林管理(支)署へ提出してください。
入林届提出先一覧表はこちら
飛行申請確認先
管理署名 | 南信森林管理署 |
住所 | 長野県伊那市山寺1499-1 |
電話 | 0265-72-7777(代表) 050-3160-6060(IP電話代表) |
メールアドレス | c_nanshin@maff.go.jp |
管轄 | 中部森林管理局 |
飛行ポイント
安全に飛行できる場所の写真
注意点や飛行禁止情報
登山道から離れて森林内に入らないことを条件。他の登山者の迷惑にならないように注意。
- 利用者の少ない曜日(平日など)、時間帯、場所で行う。
- 猛禽類等への影響を考慮し、飛行はなるべく短時間とする。
- 同じ場所で連続して撮影テイクを繰り返さない。
- 道や展望地、駐車場を占有したり、人がいる真上を飛ばしたりなど他の利用者の迷惑にならないようにする。
- 人や動植物に接近しすぎないようにする。
- 可能な限り操縦者1名と周辺状況を確認する者1名の最低2名体制で実施し、ドローン周辺で猛禽類等の飛翔が確認されれば飛行を中断する。
- プロペラケージ等を装着して万一の衝突に備える。
- 道から外れて、林内や植生帯(植物の生えているところ)に立ち入らない。
- 必要に応じて、所属がわかるよう腕章やビブスを着用する。
- 飛行区域は目視できる範囲とし、登山道から離れすぎないこと。